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滑液包炎とは?原因と治し方を紹介します。

time 2016/02/27

滑液包炎とは?原因と治し方を紹介します。

この記事では、滑液包炎について詳しく書いていきます。

滑液包炎(かつえきほうえん)とは?

関節の周りに多い滑液包が炎症を起こす病気です。
変形性関節症などで、水が溜まったりするのも滑液包炎になっているからです。

滑液包は組織の摩擦を減らすためにある水(滑液)を含んだ袋です。
もともと、水がクッション材として組織を守っています。

滑液包炎に多い場所は、よく動かしたり摩擦がある所で起こります。
理由は、摩擦が多くかかる所に滑液包が多くあるからです。

実際に、肩・膝・肘・股関節・足首など関節や皮膚の動きが多い場所に発生しやすいです。

原因 使いすぎ・関節症・外傷・痛風・関節リウマチ・関節症など
多い場所 肩・膝・股関節・肘・足首
男女比 関節症に関しては、女性のほうが多い
症状 痛み・関節可動域の制限・腫れ
坐骨の滑液包炎はイスに座ると痛い事があり日常生活で支障が出やすく、坐骨神経痛と間違えることがあります。

基本時に、坐骨滑液包炎は局所的に押さえると痛みがあり坐骨神経痛は足まで痛み・しびれが出ます。

滑液包炎が起こるメカニズム

1番が関節の慢性的な酷使といわれています。
他にも、肘をつく習慣がある人には肘の滑液包炎が起こることもあります。
それ以外にも、

  • ケガをしたり
  • 痛風・関節リウマチ
  • 慢性的な感染症(黄色ブドウ球菌)

なども原因になることがあります。

滑液包は皮膚表面にあるものと、関節の近くにあるものの2種類があります。

酷使や摩擦によって、少ししかなかった水の量が増え滑液包炎になってしまいます。
まれに、原因がわからないもののあるようです。

滑液包炎が多い場所

肩の滑液包炎が起こると、

五十肩の原因にもなることがあります。

ほとんどの場合、肩の滑液包炎は棘上筋の腱の炎症がキッカケになります。
この棘上筋は、肩を正常な位置に止める役割をしています。

棘上筋が上手く働かないと腕を上げる際に、
上腕骨と肩峰がぶつかるインピンジメント症候群になります。

膝の滑液包炎で有名なのがベーカー嚢腫

膝の関節の後ろに起こります。
症状は、膝を曲げると後ろ側にコブがある感じと言う人が多いです。
酷くなると、正座も辛くなります。

ベーカー嚢腫になるキッカケとして、
関節リウマチや変形性膝関節症が考えられます。

座り方が原因になりやすい、仙骨滑液包炎

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写真の女性のように、浅く座り背もたれを使うような座り方をしていると
仙骨の下部がイス面に当たり、仙骨滑液包炎が起こります。

なるべく、正しい座り方をしていると軽快していきます。

かかとの滑液包炎、アキレス腱滑液包炎

アキレス腱周囲炎と似た症状がありアキレス腱の滑液包が炎症を起こしていることがあります。

滑液包炎になると出る症状

基本的に、腫れが主な症状ですが
それ以外の症状は滑液包炎の場所によって変わってきます。

関節に近い場所の滑液包炎は腫れがあってもわかりにくいことがありますが、
皮膚表面の滑液包炎の場合、腫れが目立ってきます。

動かしたり、滑液包炎の場所を押さえると痛みがあることが多く、
肘など皮膚に近い滑液包炎の場合は痛みがないこともあります。

私の知人はお風呂に入って体を洗っている時に肘が腫れていることが分かって病院で診断を受けていました。この時も全く痛みが無かったそうです。

痛みを伴う場合、関節の動きが悪くなることが多いです。

黄色ブドウ球菌などの感染や結晶誘発性関節炎が原因の場合は
痛みが強く、赤く腫れることがあります。

結晶誘発性関節炎とは、
痛風(尿酸が結晶でたまる)や偽痛風(ピロリン酸カルシウムがたまる)などで起こる関節症

滑液包炎が慢性化すると

関節近くの滑液包炎が続くと、関節の線維化が起こるといわれています。
症状としては、動かそうとすると関節が引っかかるような制限が出てきます。

慢性化する原因は、
感染症や反復した刺激が続くことです。

慢性的な滑液包炎になると、滑液包が分厚くなります。
刺激に対して強くなろうとする体の働きですが動きにくさが増します。

それが原因で動かない範囲の筋力が低下します。

滑液包炎の診察・検査

「何科に行けばいいんだろう?」と感じる人が多いと思います。
先ほど話しに出た知人は、まず自宅近くの皮膚科に行きました。

そこで、腫れているところから中の液を抜き、
「原因がわからないから、市民病院に行ってください」といわれ
市民病院の皮膚科を受診しました。

そこでも「原因がわからないから、整形外科に行って」といわれ整形外科に。

整形外科の先生は、一目見て滑液包炎と診断しました。

関節の周りが腫れていたら整形外科に行きましょう

診断には問診・滑液包穿刺(かつえきほうせんし)が主な判断材料になります。

滑液包炎の問診内容は

  • 関節を動かす時の痛みがあるか?
  • 腫れの具合、いつ頃から?
  • 押さえても痛いか?

など、質問を受けます。

滑液包炎穿刺とは何?

主に、皮膚表面の滑液包炎の際に行われます。
滑液包炎になっている原因が細菌性の感染症や痛風・偽痛風なのか、
滑液を抜いて分析して原因を探ります。

肘の滑液包炎だった知人も滑液を抜いて検査を受けましたが
注射の痛みはほとんど無かったそうです。安心してください。

レントゲン検査はしないの?

基本的に、レントゲン検査はしないことが多いようですが
慢性化している人の場合、関節の変形が起こっているのか?
レントゲン検査で確認することがあります。

関節付近の深部の滑液包炎の診断は、
超音波検査・MRI検査を使って診断をうけます。

滑液包炎の治療法

滑液包炎になる主な原因は使いすぎ】です。

先程から、何回も出ている肘の滑液包炎になった知人ですが、
整形外科の先生から、「肘をつかないように!」と言われたそうです。

知人はコンサルタントの仕事をしているのですが
考え事をする際に、よく机に肘を付くんです。

1週間後、肘をつかないようにしていると
肘の滑液包炎は小さくなってきたと喜んでいました。

基本的な対処法は、
滑液包炎になった原因が何か?』で大きく変わってきます。

使いすぎが原因だった滑液包炎の治療

安静を心がけましょう。

滑液包炎が赤くなったり、熱を持ったり、痛みが強い場合は
患部をアイシング(氷水で10分程度冷やす)をしましょう!

動かないように関節を固定するのも有効です。

NSAIDs(エヌセイズ)の投与も積極的に行われます。

NSAIDとは、
非ステロイド性抗炎症薬のことで、炎症を抑えるための薬です。
有名なのが、インドメタシンです。

肩の滑液包炎の治療

安静と同時に、滑液包に直接注射をすることがあります。
肩の滑液包炎で多いのですが局所麻酔とステロイド注射の治療もあります。

ステロイド注射を打つことによって、数日で炎症反応は収まります。
痛みが改善してきたら、徐々に関節を動かしていきましょう!

感染症が原因、滑液包炎の治療

まず、関節包をキレイにしないといけません。
膿を出して、抗生物質を投与するのが一般的です。

怖がらずに、病院でしっかり対処してもらいましょう。

関節リウマチ・痛風が原因だった滑液包炎の治療

滑液包炎の治療は原因の病気に対して対処をしてもらいましょう!

結果的に、滑液包炎も軽快します。

慢性化している滑液包炎の治療

肩の滑液包炎に多いようですが、
慢性化すると、安静や固定は逆効果です。

リハビリ科などを受診し、どんな動きが必要か?
聞いて、しっかり動かしていきましょう!

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