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肘部管症候群とは?原因と治療法、自分で出来る検査を紹介!

time 2016/03/01

肘部管症候群とは?原因と治療法、自分で出来る検査を紹介!

この記事では肘部管症候群について詳しく書いていきます。

肘部管症候群(ちゅうぶかんしょうこうぐん)とは?

利き手側に多く起こりやすく慢性的なしびれ・痛みが起こる病気です。

肘部管症候群の症状

初期の症状は、小指と薬指がしびれを感じる事が多く
徐々に肘の内側(尺骨神経領域)の痛み・感覚障害・運動障害が起こります。

尺骨神経の運動障害が起こると、
手の内在筋が萎縮が目立ってきます。

特に、DIP関節は過伸展・PIP関節は屈曲すると
小指と薬指が鷲の爪のように曲がるので鷲手変形と呼ばれます。

鷲手変形のことを鉤爪変形(かぎつめへんけい)とも言います

ギヨン管症候群との違い

肘部管症候群と似た症状にギヨン管症候群があります。
肘部管症候群は手のひらと手の甲の両方に感覚障害が出ますが
ギヨン管は手のひら側のみに感覚障害が出ます。

肘部管症候群になる原因

肘部管症候群は肘部管を通る尺骨神経が圧迫されたり、伸ばされることによって起こります。
肘部管が圧迫される原因はたくさんあります。

  • 先天的な異常
  • 内反肘・外反肘
  • 変形性肘関節症
  • 腫瘍性疾患
外反肘とは?
肘を伸ばした時に、上腕骨から見て前腕が外方向に彎曲している状態。
小児期に上腕骨外側上顆骨折の後遺症やターナー症候群でも見られます

もっとも肘部管症候群の原因で多いのが
年齢によって起こると言われている変形性肘関節症です。

野球など、投球動作が多いスポーツでも起こります

肘部管症候群のメカニズム

肘部管は肘の内側にある尺骨神経溝から尺側手根屈筋への入り口までの場所です。

肘部管はトンネルのような構造
靭帯や靭帯に似た組織でトンネルのような構造になっています。

肘を曲げると肘部管で尺骨神経が引っ張られ神経溝に擦れたり、
肘の内側をぶつけたり圧迫すると神経障害を起こしやすくなります。

尺骨神経は前腕屈筋群の内側上顆の背側を走行している

肘部管症候群の診断は?

肘部管症候群の検査は、

  • チネル徴候。
  • フロマン徴候
  • クロスフィンガーテスト
  • 肘屈曲テスト
  • 感覚障害
  • 内在筋の萎縮があるか?
  • 神経伝達速度検査

自分で肘部管症候群かチェックできる検査を紹介します。

チネル徴候

神経障害が起こっている場所を軽く叩くと、
その神経領域に痛みが広がる(放散する)か?

痛み・しびれが広がる場合は陽性。
広がらなければ陰性。

フロマン徴候

  1. 両手の親指・人差し指で紙をつかむ。
  2. 紙を引っ張ろうと力を入れる

患側の親指のIP関節が曲がると陽性。

クロスフィンガーテスト

人差し指と中指をクロスさせる。
肘部管症候群の場合、クロスできない。

肘屈曲テスト

肘関節を最大屈曲し30秒から5分程度曲げた状態を維持する。
尺骨神経領域(小指と薬指)にチクチク感、しびれを感じれば陽性です。

肘部管症候群の治療

治療法は大きく保存療法(手術以外の対処法)と手術療法にわかれます。

肘部管症候群の保存療法は

  • 肘の安静、頬杖をつかないなど肘を曲げないようにする。
  • 薬剤療法ではビタミンB12、抗炎症薬など

年齢とともに、悪化することもあるので手術を検討するケースもあるようです。

肘部管症候群の手術療法は

手の内在筋の萎縮が出る前の初期に手術をすると症状が改善しやすいというデータもあります。

手術療法はその人ごとに、原因を除去するものです。
目的は尺骨神経の走行を変えるものが多いようです。

1つの例として、尺骨神経前方移行術
上腕頭を切開して尺骨神経を前方へ移動させる手術です

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