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斜角筋(前斜角筋、中斜角筋、後斜角筋)

time 2016/03/02

斜角筋(前斜角筋、中斜角筋、後斜角筋)

この記事では、斜角筋について詳しく書いていきます。

斜角筋(しゃかくきん)とは?

斜角筋は1つの筋肉では、3つの筋肉を合わせた名称です。

  1. 前斜角筋
  2. 中斜角筋
  3. 後斜角筋

頚椎(首の骨)から起こって第1肋骨、第2肋骨に付きます。
肋骨が固定されている時は頭部を側方に動かし、
頚椎が固定されている時には第1,2肋骨を引き上げます。

肋骨を引き上げる作用があるので斜角筋は呼吸筋の補助筋といわれます

1つ1つ見ていきましょう。

前斜角筋とは?

前斜角筋は頚椎3〜6の横突起が起始部で1つの筋肉として1本の腱となります。
停止部は第1肋骨の上面にある斜角筋結節につきます。

全体的に見ると、斜め前外下方に走行しています。

中斜角筋とは?

前斜角筋の深層を位置しています。
中斜角筋は頚椎2〜7の横突起から始まり、腱索がある。
停止部は第1肋骨の上面、斜角筋結節。

中斜角筋の走行は、斜め外下方やや前方に走行しています。

鎖骨下動脈の溝より少し後方に付着する

後斜角筋とは?

前斜角筋、中斜角筋よりも後方に位置しています。
後斜角筋は頚椎4〜6の横突起から3本の腱索が起こる。

横方向で見ると、平らな筋肉で中斜角筋の後外方にあります。
ある書籍では、

後斜角筋の一部は中斜角筋と一緒になる

と記載されている書籍もあります。

前斜角筋と中斜角筋の間には、
腕神経叢鎖骨下動脈が通っています。
前斜角筋 中斜角筋 後斜角筋
起始 頚椎3〜6の横突起 頚椎2〜7の横突起 頚椎4〜6の横突起
停止 第1肋骨の斜角筋結節 第1肋骨の斜角筋結節 第2肋骨

斜角筋の作用は?

両側の斜角筋が収縮すれば、頚椎は屈曲する。

頚長筋がしっかりと働いていない状態で斜角筋が働いていると頚椎が固定されずに頚椎前弯が強くなる

片側の斜角筋が収縮すれば、収縮側に頚椎が側屈・回旋する。

はじめにも書きましたが、肋骨を引き上げる効果もあるので
努力呼吸(頑張って息を吸う時)に働きます。

斜角筋の日常生活での働き

  • 深呼吸などで、肋骨を持ち上げる
  • 激しく動いた後の呼吸時、肋骨を持ち上げる
  • クロールの時、息継ぎのタイミング
  • 首を傾げる

斜角筋が原因の症状

斜角筋の緊張が腕神経叢や頚神経叢のインピンジメント(圧迫)で起こる斜角筋症候群が多いですが
肩甲骨の中間部の胸郭中部の痛み、胸の痛みとしても関係があります。

手根管症候群と間違えるような腕の痛みも出ることがあります。

まれに、目の奥の痛みに痛みが広がることがあります

斜角筋を痛める時はいつ?

  • 胸鎖乳突筋と同時に痛めることが多い。
    交通事故で頭部が振られる際に痛めることが多い(むち打ち)
  • ぜん息や咳のし過ぎでも斜角筋が必要以上に働き痛めることがある。
  • 猫背気味な人は常に、頭部が前に行き斜角筋が短縮している

思い当たるフシがある人は姿勢を正しましょう。

斜角筋のストレッチ

斜角筋の筋緊張を改善するのに、ストレッチが1番簡単です。

  1. イスに座る
  2. 伸ばしたい斜角筋側の手でイスの端をつかむ
  3. 頭部をゆっくり反対側に倒す
  4. その状態から、ゆっくり顎を上に上げる
頚椎症など腕にシビレが強くなる人は要注意。
無理のない程度で試してください。

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